同じ言葉を使っている。
だが
最初から
意味は存在していない。
言葉だけが
往復している。
■ 同じ言葉は、最初から通っていない
20歳。バイト先。
4人。
話している。
笑っている。
会話は成立している。
だが、同じ世界にいない。
同じ言葉を使っている。
だが、違うものを指している。
言語化できなかった。
何かが
決定的に
違っていた。
■ 会話は、最初から通っていない
一緒にいる。
だが
一緒にいない。
時間を通過させるための場所。
話したいこともない。
聞きたいこともない。
言葉は
どこにも向かっていない。
会話が
音になる。
10人と関係を持っていた男。
全部
身体だけだった。
周囲は言う。
経験が豊富だと。
だが一度も触れていない。
関係はあった。
接続はなかった。
■ 合わせた瞬間、自分が消えた
合わせようとした。
流行り。
軽い話題。
笑い。
合わせた瞬間、
消えた。
口だけ動いた。
声は出た。
心と身体が離れていった。
相手も笑った。
だが、何も通っていない。
回路は
最初からない。
■ 一音で終わった
話した。
どう生きるか。
どう在るか。
反応を見た。
ふっ
それだけだった。
いつもの
軽さで返された。
最初から
何も起きていない。
■ 会話は続く。だが何も接続していない
孤独。
言葉があっても
通わない。
それでも
会話は続く。
“それでも会話は成立する。”
デミアねえ…それでも
みんな普通に笑ってるよ?
それって
壊れてないんじゃないの…?
メテウス壊れているのは
意味だ。
デミアでも…
それで関係は続いてるよ?
メテウス続いているのは
接触だ。
接続じゃない。
デミア……じゃあ
本気で話せばいいの?
本気で話せばいいの?
メテウス通らない。
回路がない。
回路がない。
デミア……じゃあ
どうすればいいの
どうすればいいの
メテウスもう分かれている。

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