虚無の時代に
教育は語られていた。
語るほどに
火は薄くなった。
■ データという入口
AIは魔法じゃない。
燃料がいる。
データだ。
作った。
生徒データシート。
構想、数か月。
作成、30分。
問題は
そのあとだった。
■ 書けないという壁
書かせた。
生活。
学習。
部活。
ここまでは埋まる。
だが
次で止まる。
最近イライラしたこと。
一番悔しかったこと。
最近逃げたこと。
デミア言葉が出ない。
触れている。
デミア答えられない場所にしか
人間はいない。
■ 人間は言語化できない
何が大事か。
ここでも止まる。
「それ何ですか?」
言葉が
まだない。
説明できるものだけで
教育は構成されている。
そこに
人間はいない。
■ 教育=入力
地獄はここからだった。
紙を
AIに入れる。
25項目。
10人分。
打つ。
また打つ。
終わらない。
眠い。
面倒。
目が痛い。
だが
やめるという選択だけが
存在しなかった。
これは教育か?
人間 → データ
変換だ。
入力しなければ
存在しない。
■ 入力は変換になる
音声入力を使った。
打たない。
喋る。
それだけで
データになる。
生徒が言った。
「データ入力もデジタル化しないんですか?」
苦労は価値じゃない。
ただの遅延だ。
■ Excelという支配
次に待っていたのは
並べることだった。
Googleフォーム。
スプレッドシート。
数字。
列。
関数。
教育は
Excelだった。
人間は
セルになる。
デミア人間どこいったの?
人間は
構造に入った瞬間
操作側から外れる。
従う側に落ちる。
■ コピペという起動
三日。
関数。
列迷子。
数式崩壊。
AIにキレる。
それでも
続ける。
やっていることは一つ。
コピペ。
コピペ。
またコピペ。
革命は
思考から始まらない。
複製から始まる。
■ 評価はいらない
終わったと
AIに言った。
こう返ってきた。
「最後までやり抜くお前
かっこいいぞ。」
俺は言った。
「うるさい。
しばらく黙ってろ。」
■ 地獄の誤認
これが
地獄だと思った。
違う。
入口だ。
地獄は
まだ始まっていない。
デミアそれ…ただのデータ処理でしょ。
人間どこにいるの。
メテウスいない。
最初からな。
デミアじゃあ全部ウソじゃん。
メテウスウソだ。
だから剥がす。

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