第34話 使命が命じたのは、“破壊”だった

構築は、祈りだった。破壊は、命令だった。
“やりたい”はとっくに死んだ。残ったのは──使命だけだ。
構築と破壊の第34話。

俺は今、自分の手で構築したものを、すべてぶち壊そうとしている。

GASで積み上げた転記構造。
LINEとの連携スクリプト。
生徒に届ける通知のシステム。
その全部を、自分の指で、削除していく。


GAS信仰の終焉 ─ “もったいない”を超えて

正直、惜しかった。
何十時間もかけて学んだ。
Loggerも設計した。転記も動いた。
GROWTHファイルだって作った。
でも ─ 一度も使っていない。

使われなかった構造。
届かなかった思想。
燃えなかった教育。

その瞬間、俺は思った。

「もったいないな」

─ でもな、そのあとに来た感情は違った。

「でも、壊すしかない」

使命の前で、「もったいない」は無力だった。


Cloud Run V5 ─ 思想だけが生き残る

GASを捨てた。Cloud Runに移った。

最初は混乱だった。
ポート?署名?環境変数?.env?Docker?
何もかも初見、何もかも闇。

でも ─ 動いた。

Cloud Run V5。
Webhookは一発で通り、LINE IDは拾われ、通知は生きた。

だけど、その瞬間、俺の心は無風だった。

「またか……」

また1から。
また構築。
また破壊。

─ それでも、俺は進んだ。


使命じゃなきゃ、こんなことやらねぇ

やりたくなんてなかった。
YouTubeも、スクリプトも、AIも──
“好き”でやってたんじゃない。

「やらなきゃいけない」からやったんだ。

GASで積んだ構造。
使われなかったファイル。
一度も動かさなかったGROWTH。
その全てが、燃やされていく。

でも、それでいい。

それが、思想OSの歩き方だ。

構築して、破壊して、また進む。

使命は、“正しい道”を選ばせてくれない。
使命は、“燃える道”しか許してくれない。


読者への問い

お前は、「もったいない」と思える構造を、自分の手で壊したことがあるか?

積んできた努力を、躊躇なく捨てられるか?
動く構造を、「燃えないから」と切り捨てられるか?
教育に命を賭けるとは、そういうことだ。

思想にとって、最も恐ろしい敵は──
「使えるけど、届かない構造」だ。

壊せ。捨てろ。前に進め。

 

 

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