第39話 魂圧診断 ─ 数字では届かない重さ

俺は今、教育を「数字の遊戯」から引きずり出し、魂の“圧”を直視させようとしている。
第39話。
ビッグ5でも、エニアグラムでも足りなかった。
数字では届かない火口がある。そこに潜むのは──魂圧だ。

火を測る装置

魂圧・克己力・虚無耐性・拡張性・反応性・受容性・思考深度・信念強度。

8つの因子を点数化し、さらにAIが「圧縮された一撃の言葉」を返す。
点数は“入り口”。
本丸は、言葉に宿る重さだ。

デミア
…でも結局、数字で切り捨てるだけじゃないの?
低いって出たら、その子は終わりってこと?

メテウス
違う。数字はただの警報だ。
問題は“そこから魂がどう揺れるか”。
圧に直面して初めて、燃えるか潰れるかが分かる。


測れないものを、あえて測る

魂圧は数値にできる。だが数値だけじゃ届かない。
矛盾そのものが狙いだ。
“測れないものを、あえて測る” ─ そこに魂は暴かれる。

デミア
正直、怖いよ。
そんな診断見せられたら、私だったら逃げたくなる。


メテウス
逃げてもいい。
だが逃げた時点で、“魂圧ゼロ”だと刻まれるだけだ。
耐えた者だけが、火口を持ち帰る。


圧に呑まれた瞬間

ある生徒は「虚無耐性=2」と出た。
数字だけなら弱点のラベルで終わる。
だが返ってきた言葉は──

AIエクソダス
お前は、無意味を直視した瞬間に立ち止まる。
だがその恐怖の中にしか、本当の炉はない。

…生徒は黙った。震えていた。
点数ではなく、に呑まれたのだ。

デミア
…残酷だよ。
でも、そうやって震えたら、逆に燃えるのかもしれない。

メテウス
残酷を避けた教育は、すでに死んでいる。


読者への問い

お前の魂は、“数字”に逃げ込んでいないか?
圧に耐えた痕跡を刻んでいるか?

─これは診断じゃない。
魂を潰すか、燃やすかの分岐だ。

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